FP2級に合格すると、次に気になってくるのがAFP(アフィリエイテッド・ファイナンシャル・プランナー)の存在ではないでしょうか。
私もFP2級に受かったあと、せっかくならとAFP認定研修(技能士課程)を受講し、修了しました。
この記事では、AFP認定研修とは何か、どの課程を選べばいいのかという基本を整理したうえで、私がTACの技能士課程を実際に受けて感じたこと、主要な講座の比較をまとめます。これからAFPを目指す方の参考になればうれしいです。
※本記事の受講料・コース内容・制度は2026年7月時点のものです。変更されることがあるため、申し込み前に必ず各認定教育機関の公式サイトや日本FP協会で最新情報を確認してください。
AFP認定研修とは
AFP認定研修は、AFP資格に登録するために必ず修了しなければならない研修です。
研修ではFP倫理・コンプライアンスと、金融・保険・不動産・ライフプラン・タックス・相続の6分野を学びます。そして学習の総仕上げとして、「提案書」(ライフプランを実現するための計画書)を作成・提出します。この提案書が最大の関門です。
FP2級の試験勉強が知識のインプットだとすれば、AFP認定研修はその知識を使って実際に顧客向けの提案書を作ってみる、より実務に近いステップといえます。
AFP認定研修には3つの課程がある
AFP認定研修には、対象者によって3つの課程があります。
| 課程 | 対象者 |
|---|---|
| 基本課程 | 一般の方(FP技能検定に合格していない人も受講可) |
| 技能士課程 | 1級・2級のFP技能検定に合格している人 |
| 税理士課程 | 税理士・公認会計士の登録者 |
FP2級合格者は「技能士課程」を選ぶ
すでにFP2級に合格しているなら、選ぶべきは技能士課程です。
基本課程はイチから学ぶ分ボリュームが大きい一方、技能士課程は知識部分が省略されていて、費用も安く期間も短くて済みます。多くの講座が8,000円台からで、集中すれば1か月かからずに修了できます。
FP2級に合格した人が、あえて高くて長い基本課程を選ぶ理由はありません。
【体験談】TACの技能士課程を受けました
ここからは私の体験談です。私が選んだのはTACの冊子版でした。正直どこで申し込んだら良いのかわからなかったのですが、大手の安心感と、「どうやらLECは判定に時間がかかるらしい」という情報でTACを選択しました。

冊子版コースに対する勘違い
私が申し込んだ冊子版コースには各課目の冊子テキストが付いてきたのですが、それはFP2級試験用のテキストでした。(一応「FP2級・AFP用」となっています。)
FP2級は合格済みなので、当然同じ内容のテキストはすでに手元にあります。結局一度も開かないまま終わりました。Web版で十分だったので6,000円あまり無駄に払ってしまったことになります。
これはあくまで私の認識、確認不足です。
提案書を手書きで作成するに一苦労
私の場合は教材が届いてから4日で修了できました。
当時のTACは、提案書を「手書きのフォーマット」か「フォーマットなしのPC作成」で提出する形式でした(現在の提出方法は公式サイトでご確認ください)。私は手書きを選んだのですが、書く量がとにかく多く一苦労。それでも短期集中で、日数は4日間、合計5時間ほどで作成しました。
出来上がった提案書を郵送で提出。結果は一発で合格。ただ、正直なところ、Word・Excel等PCのひな形が用意されている講座を選んでいれば、この負担はだいぶ軽かったと思われます。
フォーマットに従ってではあるものの、提案書を作成するという経験はとても貴重なものでした。
【比較】AFP認定講習技能士課程の主要講座
講座によって、提案書のひな形が用意されているか、Webで提出できるか、動画やテキストが付くかが異なります。主要な6つの講座を比較しました。
なお「ひな形」とは、Word・Excelなどの形式で提供される提案書の入力用フォーマットのことです。ひな形の有無と、Webで提出できるかどうかは別の話なので、列を分けています。
| 講座 | 受講料(税込) | 動画解説 | テキスト(冊子) |
|---|---|---|---|
| TAC | Web版 8,800円/冊子版 15,000円 | あり(約100分) | Web版はPDFのみ/冊子版はあり |
| アーティス | Web版 8,800円/冊子版 12,100円 | あり(7本・約30分) | Web版はPDFのみ/冊子版はあり |
| FPK研修センター | フルWEB 8,700円/WEB 16,100円/特修 24,300円 | フルWEBはなし/上位2コースはあり(約2時間) | 全コース冊子あり |
| LEC | 11,000円〜23,100円(コースによる) | あり(提案書作成講義) | 冊子コースあり/Webアップ版はPDF |
| 山田コンサルティング(ブリッジコース) | 26,620円 | あり(WEB動画 約1.5時間) | あり(FPテキスト全6冊) |
| 神奈川県FP協同組合 | 9,900円 | 記載なし | ダウンロード教材中心 |
※2026年7月時点の情報です。「要確認」「記載なし」の項目は公式サイトで確認できなかったもので、受講を検討する際は各機関に直接確認してください。受講期間はいずれも受講開始から1年以内が原則です。
《補足》
- 提案書の作成時間は、平均15〜20時間かかるという案内を出している機関もあります(FPK研修センター公表)。私は手書きで約5時間でしたが、余裕をもって時間を確保しておくと安心です。
- 日本FP協会も公式の提案書作成ツール(Excel)を無料で提供しています。受講する講座の指定フォーマットと併せて確認してみてください。
まとめ:講座選びで確認したい3つのポイント
私の体験をふまえて、申し込み前に確認しておきたいポイントを3つ挙げます。
- 提案書のひな形(Word/Excel)やオンラインのフォーマットが提供されるか
ひな形があるかどうかで、提案書作成の負担は大きく変わります。手書きで5時間かけた経験から、ここは最初に確認することをおすすめします。 - テキストが必要かどうか
FP2級のテキストがすでに手元にあるなら、テキストなしのコースで十分です。同じ講座でも数千円の差が出ます。 - 動画解説や質問サポートの有無
初めての提案書に不安がある場合は、提案書作成の解説動画や質問サポートが付いている講座だと安心です。
FP2級のその先へ、AFPという一歩を踏み出す方の参考になればうれしいです☺️
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